2014年8月19日火曜日

Encounter



彼との出会いはもう10年以上前の事。。。

白馬に通い始めて間もない頃です。

カラースポーツクラブのガイドツアーに参加して、
バックカントリーを滑る事を知って、
ボクのスノーボードライフは大きく変わりました。




スノーボードを始めてから、
それなりに滑ってきて、ある程度滑りについて分かってたつもりでしたが、
そこには知らない事がたくさんありました。


手付かずの自然地形を滑る。。。という事。


バックカントリーというフィールドは全くの未知の世界でした。
知れば知る程、やればやる程、新たな発見がありました。

彼と出会ったのは、白馬バックカントリーに夢中になっていた、そんな時でした。


彼の存在は、カラースポーツのウェブの掲示板を通じて知っていました。
彼から声を掛けてきてくれたのがきっかけでした。

当時、初の海外でのスノーボード、カナダのウィスラー行きが決まっていたボクに、
彼は自分の経験をいろいろ教えてくれました。
全く見ず知らずのボクに、それは親切に教えてくれました。

おかげで、ボクは初めてのウィスラーで、素晴らしい時間と
素晴らしい出会いの機会に恵まれました。

その事には今でも、彼に感謝しています。


それから、彼との付き合いが始まりました。
同じ趣味、、、同じ世代、、、
打ち解けるのにそんなに時間は掛かりませんでした。


その頃、彼はボクのずっと先を行く存在でした。
経験、スキル、ギア、全てにおいてです。

夫婦で一緒に楽しんでいる姿も、ボクの理想でした。


歳はボクより1つ下ですが、
彼の存在はその頃のボクには憧れであり、
目標でもありました。


彼をはじめ、白馬カラースポーツで知り合った諸先輩方に少しでも近づきたい。
そして、いつか同じフィールドで、一緒にパウダーライディングを決めたい。
とにかく、経験を積んで、スキルを磨こう!!

そんな想いが、ボクのモチベーションをさらに高めてくれました。


白馬に通い、
カラースポーツクラブのガイドツアーに通い、
たくさんの素晴らしい出会いがありました。

そして、信頼出来る愉快な仲間たちに恵まれ、
この10数年かけがえのない時間を過ごす事が出来ました。


元を辿れば、、、


白馬でカラースポーツクラブに出会っていなければ、、、
そして彼と出会っていなければ、、、

ボクのスノーボードのキャリアは、全然違う方向に向いていたかもしれません。


大げさかもしれませんが、本当にそう思っています。


この10数年、過ぎ去った時間と共に、失ったものも多いですが、
得たものはそれ以上、余りあるくらい、
本当に大切なものをたくさん得る事が出来ました。

ありがたい事です。




そして、、、

彼との出会いから月日は流れて。。。





ボクはというと、諸事情あり、、、

、、、、、


戸籍に×印が1個つきました。。。




(((( ;゚д゚))))アワワワワ (笑)

で、今までになく自由に、
そう、週末の度に自由気ままに白馬に通い詰める事が出来る状況になりました。

それが良いのかどうかは置いといて。。。

HAHAHA (・∀・)  (苦笑)


彼は、、、

子供が生まれ、
家庭環境、生活環境が変わり、
出会った頃の様に、頻繁に滑りに行く事が叶わぬ状況になりました。



月日の流れと共に、お互いの状況は大きく変わったけれど。。。


かけがえのない仲間である事は、今も何ら変わりません。


そして、スノーボードにかける情熱は、今も同じ方向を向いている。

そう思っています。





8月17日。


縁があって、彼の情熱がこもった大切な板を託されました。




















gentemstick

IMPOSSIBLE 186


本当にたまたま、
タイミングが一致したとゆうか、、、

縁ですな。


gentemがこの板を初めてリリースした年の、
いわゆる初代IMPOSSIBLEです。


実際にこの板を操る彼と、雪山を共に行動した事もあります。


昨夜、この板を手にとり、そんな事を思い返しておりました。


厚く塗り込まれたWAXを見て、
彼がこの板のメンテで汗をかく姿を想像しました。


デッキ面に貼られたステッカーを見て、
彼がこの板と共に刻んできた時間、想いを感じ取りました。


昨夜、そのステッカーを1枚1枚、丁寧に剥がしながら、、、
この10数年の事を思い出しておりました。


なんだろ。。。


感無量、、、っす。



そして、何より嬉しかった事。

「一番、最高な人に譲れて嬉しい」

という言葉をもらった事。





来たる2014-15 snow season

ボクは彼の魂のこもったこの板を受け継ぎ、
白馬の山々を駆け巡るつもりです。

そして、

彼のモチベーションを引き上げる様な存在である事。
雪山に向かう情熱をかきたてる様な存在であり続ける事。

何か、、、

熱いっす!!(・∀・) 

(笑)


そんな気持ちで、来たるシーズンを迎える事が出来る事に感謝。。。


皆さん、良いシーズンを迎えましょう!!







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